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充電式電池について

充電式電池とは、充電をして電気を蓄(たくわ)えて電池として使うものをいいます。

蓄えた電気がなくなったら再び充電することで、繰り返し使用できます。

なかでも乾電池の形をしていて、多くの機器に乾電池の代わりに使用できるものが、エネループなどのニッケル水素電池です。

ニッケル水素電池(ニッケル水素充電池、ニッケル水素蓄電池)について

乾電池型の充電式電池(充電池)の多くはニッケル水素電池などと呼ばれるものです。

ニッケル水素電池の主な種類

ニッケル水素電池には、おもに単1形から単4形まであります。商品によっては6P形まであるものもあります。

単1形の電池は、大きな懐中電灯や大きなラジオに使われる大きなサイズの電池で単2形、単3形と小さくなっていきます。

6P形の電池は四角い形をしていてプラス極のポッチが2つついています。ひとむかし前のラジコンなどによく使われていました。

ニッケル水素電池の一般的な使い方

充電をして電気を蓄(たくわ)えて電池として使います(放電)。蓄えた電気がなくなったら再び充電して使います。

この充電と放電のくり返しを500回できるニッケル水素電池が一般的でしたが、ここ数年で急激に向上して、最近では1,000回以上くり返し使えるものが普通になってきました。

ニッケル水素電池のメリット(長所、利点、美点)

充電してくり返し使えるので乾電池に比べると経済的ですし、ゴミも減るので地球環境にやさしくてエコです。

ニッケル水素電池のデメリット(短所、欠点)

ニッケル水素電池を使うことで、機器がまれに使えなかったり、十分な性能を発揮できないことがあります。

乾電池を使用する製品の多くは、乾電池を使うことを想定して作られているため、ニッケル水素電池と乾電池の違いからニッケル水素電池では機器が作動しないことがあります。

水中ライトや完全防水の機器などの気密性の高い機器には使えません。
完全防水の機器の使用について(下に移動します)

乾電池とニッケル水素電池の主な違いとは
サイズ

乾電池に比べて、ニッケル水素電池はメーカーによって少し大きさが異なります。

若干大きかったり小さかったりするために、機器によってはまれに電池が入らなかったり、入っても電池が端子部分(プラス側やマイナス側の金属部分)に届かなかったりして機器が動作しない場合があります。

電圧

乾電池の電圧は1.5V(ボルト)です。

ニッケル水素電池の電圧は1.2Vです。

ニッケル水素電池メーカーは実際の電圧差はほとんどないといっていますが、この電圧差から機器によってはまれに動作しないことがあるようです。

さらに、電圧差があることで、ライトでは乾電池を使用するときに比べて、明るさが少し暗くなります。

電池の賢い使い分け

使用可能かどうか

ライトのパワー(明るさ)を完全に引き出したいなら乾電池を、経済的なことを考えればニッケル水素電池といった感じで使い分けるのがいいと思います。特に最近のニッケル水素電池は乾電池よりも長時間使用できるものもあるので、より経済的です。

乾電池も充電池もライトなどの機器も、全てが完璧に同じ大きさで製造されているわけではありません。ほんの数ミリやそれ以下の誤差がそれぞれあるものです。

そのわずかな誤差のため、同じ型番(品番)の製品でもまれに充電池が使えないものもあるでしょう。

また、乾電池とニッケル水素電池の電圧の違いから使用できない機器がまれにあるようです。

これらのことから、ニッケル水素電池を買ったはいいけど使えないといったことも起こるかもしれません。

こういった事が起きるのが嫌だという方は、乾電池を使用するのが無難です。

使用頻度(使用回数)

しょっちゅうライトなどの機器を使うならニッケル水素電池。

たまにしか使わないなら乾電池。

また、予備として乾電池か最新モデルのニッケル水素電池を持ち歩くと良いでしょう。

※最新モデルのニッケル水素電池なら、自然放電(徐々にエネルギーが減っていくこと)の量が乾電池とあまり変わりません。

ニッケル水素電池の使用上の注意点

ここ数年でニッケル水素電池の性能は飛躍的に向上しており、最近のニッケル水素電池の注意すべき点や問題点は減ってきました。

しかし、従来のニッケル水素電池や安いニッケル水素電池は、最近のニッケル水素電池に比べれば注意する所が多いです。

過放電(かほうでん)

過放電とは、充電池を使い切って、一定の電圧より低い電圧になることをいいます。

ライトがつかなくなるまで使い続けたり、長い間、機器の中に電池を入れっぱなしにしたりすると過放電になります。

機器によっては、自動で一定以上の放電を停止する機能がついているものもありますが、そういった機能がない機器で上記のようなことをすると、過放電になることがあります。

過放電になると、その後、充電ができなくなることがあります。多くの場合、充電と放電(電池を使うこと)を2、3回繰り返すことでふたたびちゃんと充電できるようになります。

過放電を繰り返すと、充電池にダメージを与えます。ライトの明かりが暗くなってきたなど、機器が十分に機能しなくなってきた場合は、充電することをおすすめします。

また、機器をしばらく使わない場合は、電池を取り外しておくと安心です。

ちなみに、過放電は乾電池でも起こります。乾電池の過放電というのは液もれも起こしてしまい機器を故障させたり汚したりすることがあります。過放電は、充電池に比べて乾電池の方が起きにくいものです。

水中ライトなどには使用禁止

水中ライトや完全防水の製品などの外から水が一切入ってこないような、気密性の高い構造になっている機器にはニッケル水素電池を使ってはいけません。

電池は、過放電になると水素を含んだガスを発生することがあります。

もしも、高気密の機器の中で電池が過放電になって水素をふくんだガスが放出された場合、密閉された構造になっているために水素が外部に出ずに充満して、スイッチを入れて火花が出た場合にそこから発火や破裂のおそれがでてきます。

なお、過放電による水素の発生は乾電池でも起きますが、乾電池よりもニッケル水素電池などの充電池の方が過放電になる確率が高いので、気密性の高い機器にはニッケル水素電池を使うことをメーカーは禁じています。

≫水中ライトなどに充電池は使えないことについて(パナソニック公式サイト)
≫水中ライトなどに充電池は使えないことについて(サンヨー公式サイト)

〈注意〉完全防水などの気密性の高い機器を使用する際には、乾電池と言えども過放電になる可能性があるので、乾電池を入れたまま長い期間放置しないようにしましょう。

自然放電(自己放電)
※最近の多くのニッケル水素電池では、気にしなくていいでしょう。

自然放電とは、電池のエネルギー(電気の量)が時間と共に少しずつ減っていくことをいいます。

これは乾電池でもニッケル水素電池でも起きますが、乾電池に比べるとニッケル水素電池の方がたくさんエネルギーが減ります。

しかし、最近のエネループなどのニッケル水素電池は充電して3年後でも7割以上のエネルギーが残っていて、だいぶ性能が高くなっています。

ちなみに、自然放電の放電割合のだいたいの目安として、「リチウムイオン充電池(ノートパソコンやアイポッドなどに使用されている充電池)」は1ヶ月に数%の自然放電、「乾電池」は1年に数%の自然放電が起きると言われています。

最近のエネループは3年後に25%の自然放電が起きるということなので、1年に換算すると、年間8%の自然放電が起きることになります。

この自然放電の量は乾電池とそう変わらないので、最近のニッケル水素電池の場合は自然放電はあまり気にしなくていいと思います。

電池の保管場所について

自然放電は気温が高いほど起きるので、電池を長持ちさせるために冷蔵庫で電池を保存する人がいるかもしれません。

しかし、電池を冷蔵庫で保存すると結露(けつろ =水滴が付くこと)したり、さびたりすることがあります。

もしも、さびた電池を機器に入れて使用すると最悪、機器が故障するかもしれません。電池は冷蔵庫で保管しないほうがいいでしょう。

清潔な場所で、常温で直射日光を避け、暖房から遠ざけて、機器から取り外して保管するのがいいでしょう。

メモリー効果(メモリ効果)
※最近の多くのニッケル水素電池では、気にしなくていいでしょう。

メモリー効果とは、ニッケル水素電池を使い切らずにエネルギーが残っている状態で充電(つぎ足し充電)を繰り返すと使用できる容量が少なくなってしまう現象をいいます。

実際の容量は変わっていないのに電池が容量を本来の容量よりも少ない容量と記憶(メモリー)してしまうことからメモリー効果と呼ばれています。

メモリー効果は十分な充電と放電を2〜3回繰り返すことで解消されます。

放電は、専用の放電器か「リフレッシュ(放電)機能」がついた充電器で放電します。

放電のしすぎは過放電といい、電池にとって負担になるので放電しても一定の電圧より低くならない専用の機器を使って放電するのが無難です。

メモリー効果を防ぐために頻繁にリフレッシュ(放電)をするのもよくありません。ニッケル水素電池の負担になります。

目安として、10回ほど通常の使用をして1回リフレッシュするくらいのペースでメモリー効果を防げます。リフレッシュのしすぎもニッケル水素電池を傷める原因になるのでやりすぎには注意が必要です。

ちなみに最近のニッケル水素電池では、このメモリー効果はあまり気にしなくていいようです。

多少のメモリー効果が起きてもわずかなので、継ぎ足し充電をしても問題はないようです。

≫「つぎ足し充電」「メモリー効果」について(パナソニック公式サイト)
≫「つぎ足し充電」「メモリー効果」について(サンヨー公式サイト)

汚れ対策

乾電池は機器に入れて使用し、エネルギーがなくなったら取り出して捨てますが、ニッケル水素電池は捨てずに充電して繰り返し使います。

そうすると多少の手垢(てあか)や手の皮脂(あぶら)がつきます。

すると、まれに手垢や皮脂が邪魔をして電池から機器に必要な電圧が行かずに機器がうまく作動しないことがあります。

同じように機器の電池端子(電池に触れる金属部分)や充電器の端子にも汚れがついて問題を引き起こす場合があります。

そんなにひんぱんに起こることではありませんが、念のため電池の汚れには注意しておいてください。

充電式電池(ニッケル水素電池)のご紹介

SANYO(サンヨー)のeneloop(エネループ)

エネループは、サンヨーのニッケル水素電池とその関連商品のブランド名です。

有名で評判もよく、ニッケル水素電池の代名詞的存在です。

eneloop(エネループ)

サンヨーの標準的なニッケル水素電池です。

ニッケル水素電池と充電器のセット
付属電池が 単3形単4形単3形と単4形
セットになっているので、初めて充電式電池を使う方におすすめです。
ニッケル水素電池
単2形単3形単4形
サンヨーの充電器
いろいろな特徴を持った充電器があります。
バッテリーチェッカー(電池残量計測器)セット
電池の残りを測る機器と電池(と充電器)のセットです。
eneloop tones glitter(エネループ トーンズ グリッター)
キラキラが好きな方やたくさんニッケル水素電池を使うヘビーユーザーの方におすすめのカラフルなエネループです。
eneloop lite(エネループ ライト)

エネループの容量を小さくして(持続時間が短い)、重量も軽くして、くり返しの使用回数を増やし、値段を安くしたニッケル水素電池です。

安い値段で、充電時間を短く、より軽量の充電式電池が欲しい方にオススメです。

ニッケル水素電池と充電器のセット
付属電池が単3形単4形
セットになっているので、初めて充電式電池を使う方におすすめです。
ニッケル水素電池
単3形単4形
サンヨーの充電器
いろいろな特徴を持った充電器があります。

Panasonic(パナソニック)の充電式EVOLTA(エボルタ)

パナソニックのニッケル水素電池の新しいブランドです。

エボルタは、パナソニックの一部の乾電池とニッケル水素電池につけられたブランド名で、新しいモデルのニッケル水素電池を充電式エボルタといいます。

充電式エボルタ

パナソニックの新しいモデルの標準的なニッケル水素電池です。

ニッケル水素電池と充電器のセット
付属電池が単3形単4形単3形と単4形
セットになっているので、初めて充電式電池を使う方におすすめです。
ニッケル水素電池
単3形単4形
パナソニックの充電器
いろいろな特徴を持った充電器があります。
充電式エボルタ e

充電式エボルタの容量を小さくして(持続時間が短い)、重量も軽くして、くり返しの使用回数を増やし、値段を安くしたニッケル水素電池です。

安い値段で、充電時間を短く、より軽量の充電式電池が欲しい方にオススメです。

ニッケル水素電池と充電器のセット
付属電池が単3形単4形
セットになっているので、初めて充電式電池を使う方におすすめです。
ニッケル水素電池
単3形単4形
パナソニックの充電器
いろいろな特徴を持った充電器があります。
エボルタ東海道五十三次!! 完全走破!!

2010年にパナソニックのニッケル水素電池である「充電式EVOLTA(エボルタ)」を使った、小さなロボットが東海道五十三次(東京から京都まで500km)を61日間で完全走破した様子が、テレビのCMなどで放送されました。
≫「走破! エボルタ東海道五十三次!!」はこちら(パナソニック公式サイト)

パナソニック充電式ニッケル水素電池

充電式エボルタを発売するだいぶ前から発売されていたニッケル水素電池です。

自然放電(時間とともに電気が減っていくこと)やメモリー効果(電池の容量が小さくなること)の点でエボルタより性能がおとりますが、電池の容量は大きいです。

長時間使用したり、デジカメなどの大容量の電力が必要な場合に最適です。

ニッケル水素電池
単2形単3形
パナソニックの充電器
いろいろな特徴を持った充電器があります。

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